冬季日本海で
強い寒気の吹き出しに伴う筋状雲が
衛星画像でよく見ることができる。
寒気が強いほど、
大陸の海岸に近い場所から対流雲が発生する。
寒気が弱まるにつれて、
対流雲の発生域は海岸から離れていく。
GOES-13赤外画像(2013年9月18日午前8時) |
対流雲が発生しているのがわかる(赤で囲まれたところ)。
日本海の場合と同じで、寒気の吹き出しに伴う筋状雲である。
詳細に見ると、
ウルグアイから海上約170 kmの範囲は冷水域が広がっていて、
そこでは対流雲が発生していない。
冷水域は、まるで日本海の大陸に相当する領域である。
このように、午前8時には、寒気が強いため、
冷水域の境界付近から対流雲が発生している。
4時間後の15 UTC(正午)には、寒気が弱まってきたため、
冷水域の境界から離れたところから
対流雲が発生している。
このように、ウルグアイ上空の寒気の強さを
対流雲の発生状態で判別できそうである。
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