2013年9月20日金曜日

ウルグアイで見る筋状雲

冬季日本海で
強い寒気の吹き出しに伴う筋状雲が
衛星画像でよく見ることができる。

寒気が強いほど、
大陸の海岸に近い場所から対流雲が発生する。

寒気が弱まるにつれて、
対流雲の発生域は海岸から離れていく。

GOES-13赤外画像(2013年9月18日午前8時)
 ウルグアイの東海上を見ると、海岸から離れたところから、
対流雲が発生しているのがわかる(赤で囲まれたところ)。

日本海の場合と同じで、寒気の吹き出しに伴う筋状雲である。

詳細に見ると、
ウルグアイから海上約170 kmの範囲は冷水域が広がっていて、
そこでは対流雲が発生していない。

冷水域は、まるで日本海の大陸に相当する領域である。

このように、午前8時には、寒気が強いため、
冷水域の境界付近から対流雲が発生している。
4時間後の15 UTC(正午)には寒気が弱まってきたため、
冷水域の境界から離れたところから
対流雲が発生している。

このように、ウルグアイ上空の寒気の強さを

対流雲の発生状態で判別できそうである。

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