ウルグアイ気象局には、気象学校が併設されています。
気象局の建物の中にあります。
この建物は、昔は病院であったそうです。
気象学校は、1944年10月13日にできたので、
ウルグアイでは、気象人材育成の最古の機関です。
3年生の学校です。
1年生は初級レベル、2年生は中級基礎レベル、
3年生は中級応用レベルに分かれています。
高校卒業レベルで、1年生には無試験で入学できます。
授業料は無料です。
初級レベルには、毎年50名近く入学するそうです。
しかし、卒業できるのは、10名以下のようです。
卒業できても、気象局の募集がなければ、違うところに就職しなければなりません。
この2、3年募集がないそうです。
授業内容を見ると、以下の通りで、
卒業できる方はかなりの気象学の知識や天気予報を行う力が身につくように見えます。
初級レベル
・
地球科学、一般気象学、観測実習、気候学、気象通報式、気象測器、
総観気象実習Ⅰ、物理学Ⅰ、数学Ⅱ
中級基礎レベル
・
物理学Ⅱ、数学Ⅱ、数学Ⅲ、総観気象実習Ⅱ、総観気象学Ⅰ、物理気象学
中級応用レベル
技術者になるために、次のどちらかを選択。
総観気象コース
・
総観気象実習Ⅲ、総観気象学Ⅱ、気象力学、航空気象、海上気象
気候学コース
・ 気候学Ⅱ、総観気象学Ⅱ、農業気象学、水文気象学、応用気候学、
コンピュータ入門
授業は、月曜日~金曜日、午後3時から午後6時までの3時間行われる。
初級レベルでは、土曜日の午前9時~午後0時まで、観測実習が行われる。
各科目の定期試験は、2月に行われて、卒業式は3月です。
そろそろ、気象学校でも、試験シーズンになってきます。
どれくらい、卒業できるのか、興味津々です。
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